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02_日常の空洞化

これらのことは

 

「地域住民は、日常生活を木更津という街で

                     時間・お金を費やさない」

ということを意味しています。
お金を出さなくとも利用できる公共施設すらも人々は求めていないのです。

2.利用されない公共施設
木更津市民の公共施設に関する意識調査の中で、施設を利用しない理由の大半に
「利用する必要がない」が占めており、公共施設を利用する機会・必要性を感じていません。
しかし、同調査の中で〈図書館〉〈高齢者福祉施設〉〈保育園〉については新設すべきと考える市民が多いことがわかります。

また、2012年に三井アウトレットパーク木更津、2014年にイオンモール木更津ができたことで人々は旧市街地には足を運ばず、大型商業施設で消費活動が行われるようになりました。

現地調査でのサーベイやヒアリングをもとに、
私たちは木更津の現状について話し合いました。すると、おおまかに

 ①旧市街地に日常の活動の場がない
 ②特に商店街のにぎわいがない


の2つが挙がりました。

私たちはこの木更津の現状を
「日常の空洞化」と呼ぶことにしました。
そしてこの「日常の空洞化」がなぜ起きているのか、さらに分析しました。



1.木更津市内のモータリゼーションの加速
木更津には国道16号や県道90号、東京湾アクアラインが通っており、鉄道よりも車で移動するほうが便がよい環境があります。特に東京湾アクアラインは45分で川崎に行けるため東京都や神奈川県に通勤する人は車か高速バスを利用し、買い物などの消費活動をします。

今回のBLJの課題の1つとして旧市街地の活性化があります。
私たちは旧市街地の現状を把握するため、木更津を調査した。

 

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